7/13-14日に大阪にて行われました喘息学会に当院看護師2名とともに参加してまいりました。
喘息に対する治療はここ10年程で大幅に進歩しており、特に生物学的製剤により多くの喘息患者様が病状が改善するようになりました。
近年は難治性喘息の方でも、臨床的寛解(clinical remission)を得られるようになってきています。
一方で現在5種類ある生物学的製剤をどのように使い分けるかは、まだわかっていない点も多く、学会でもいろいろ議論されています。
また本学会では吸入指導についても多くの講演がありました。特に高齢者の方では、手足の力不足・吸入力不足・吸入デバイスに対する知識の不足により正しく吸入が行われないことが多く見られます。
喘息治療では、吸入がきちんと行えるような環境や指導が重要であると私は考えており、当院では院内で吸入指導を行っています。また必要に応じて定期受診時に、吸入手技の確認や繰り返し吸入指導を行っております。
一人でも多くの喘息患者様が、症状がなく、健常な方と同じ生活ができるよう治療を行ってまいりたいと思います。