当院では、16列マルチスライスCT(Aquilion Startキャノン)による検診を行っております。 以下の部位に関して自費診療によるCT検診が可能です。
- 胸部
- 腹部
- 頭部
価格は1部位で11000円(税込)、さらに1部位追加ごとに5500円(税込)追加になります。例えば、胸部と腹部を行った場合16500円(税込)となります。結果は、胸部に関しては即日説明可能です。腹部・頭部に関しては、外部の放射線科医師にも読影を依頼し、後日(3日程度)結果を説明いたします。
※健康保険を使った一般的なCT撮影は、3割負担で約4000円程度で実施しております。
当院では低線量胸部CT検査を行っています
肺がんは日本人の癌による死亡原因のうち、第一位を占めます。特に男性では、肺がんで亡くなられる方が多く見られます。定期的に健康診断などで胸部レントゲンを撮影しますが、CTではレントゲンよりも早期の肺がんを検出することができると報告されています。また肺がんは進行すると根治治療(治癒)できる可能性が下がるため、早期に発見することが重要となってきます。
当院で行っている低線量胸部CT検査では、通常のCT検査に比べて放射線の被曝が少ない量で行うCT検査になります。通常の約1/5程度の放射線ひばく量で済み、発癌などの可能性をほとんど無視できる線量で検査を行うことができます。それでいて、画像のクオリティは問題なく肺の病変の評価を十分に行うことができます。
特に、喫煙者、血縁者に肺がんの方がいる方、50歳以上の方はCT検診を一度ご検討いただいたも良いと思います。
検査結果は、当日に呼吸器内科専門医である院長が画像を確認し、当日患者様に説明いたします。当院では見落としを限りなくゼロに近づけるため、CT検査すべてにおいて放射線医のダブルチェックを行っています。というのも、CT検査では肺だけではなく肝臓や胃、乳房やリンパ節、心臓などの様々な臓器が映るため、たまたま他の臓器に異常が見つかることも少なくありません。そのような他の臓器の見落としを防ぐために外部の医師へ読影依頼をしています。
もしCT検査で肺がんなどの疑いが強い場合は、近隣の総合病院へ紹介いたします。
- 名古屋大学医学部附属病院
- 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院
肺がん検診
ご希望の方には、肺がん検診として胸部CT検査に加えて下記の項目と一緒に検査を行うことができます。
- 腫瘍マーカー(SCC, CEA, ProGRP, CYFRAの4項目) 9900円(税込)
- 喀痰細胞診(痰の中にがん細胞がいるかどうか調べる検査) 2900円(税込)
肺ドッグ
- 胸部CT検査+腫瘍マーカー(SCC, CEA, ProGRP, CYFRAの4項目)+肺機能検査 26500円(税込)
肺ドッグとして腫瘍マーカー(SCC, CEA, ProGRP, CYFRAの4項目)・肺機能検査・胸部CT検査を実施しております。肺ドッグでは、肺がんの検査に加えて、肺機能検査も含まれており、肺気腫(COPD)の可能性があるかどうか調べることができます。費用は26500円(税込)になります。
腹部CT
腹部には様々な臓器があり、これらにがんやその他の病気(血管腫・胆石など)が発症することがあります。日本人のがんの死因でも、大腸がん・胃がん・膵臓がん・前立腺がん・食道がんはいまだに多い状況です。これらのがんの発見には胃カメラや大腸カメラ、腹部超音波検査が基本ですが、腹部CTでも一部のがんは発見されることがあります。また胆石や腎臓結石、大動脈瘤なども腹部CTで確認することができます。
検査結果は、外部の放射線科医師ともダブルチェックし、後日説明いたします。
頭部CT
頭部CT検査では、脳出血の有無、脳の萎縮の程度、過去の脳梗塞の跡などが見ることができます。頭部MRI検査のような血管の異常などの精密な画像は得ることができません。 検査結果は、外部の放射線科医師ともダブルチェックし、後日説明いたします。
当院のCTの特徴
当院のCTの特徴は
- 短時間で撮影できる
- 被ばく量を抑えて撮影することが可能
- 画像のブレやノイズが少なく高画質
当院は患者様の被ばくを最小限に抑えるため、16列マルチスライスCT(Aquilion Startキャノン)を採用しています。この機器では、AIDR 3Dという技術を用いて75%の被ばく低減効果と最大50%のノイズ低減効果を可能にしています。また1回のスキャンで16枚の画像を得ることができるので、呼吸を止める時間が少なくすみ、さらに画像のブレやノイズが少なくより細かい画像を撮影することができます。